【1歳の離乳食を食べない】栄養士ママ直伝!ズボラでもできる食べてくれる工夫

子どものご飯/離乳食(0~1歳)

1歳になって、そろそろ離乳食も完了期。
「ご飯を食べてくれない」「一口で終わる」「遊んでばかり」…そんな悩みを持つママ・パパは多いのではないでしょうか。

実は私も同じで、栄養士でありながら1歳の娘はなかなか食べてくれない。偏食の4歳児に合わせた大人用のご飯を作り、1歳児用のご飯を作ることが毎日のストレスでした。
でも、ズボラでもできる工夫と、少し気持ちをラクにすることで、食べられる量が少しずつ増えてきてイライラすることも減ってきました。

今回は、私が実際に試して効果があった「離乳食後期~完了期の食べやすい工夫」と「大人用から取り分けできる簡単レシピ」をご紹介します。

1歳がご飯を食べないのはよくあること

成長過程で食欲にムラがある

昨日はパクパク食べたのに、今日はほとんど口にしない…。
そんな食べムラは1歳では当たり前のこと。体調や気分でも左右されます。

遊び食べや気分で食べない

食べるより遊びたい!という日もあります。机を叩いたり、食べ物を投げたりするのも「成長のひとつ」と考えてOKです。

無理に食べさせなくても大丈夫

「食べない=ダメなこと」ではありません。
無理に食べさせようとするとご飯=イヤな時間になってしまうので、少しでも食べられたら大成功!くらいの気持ちで大丈夫です。

1歳の子ってどれくらい食べるの?

大人と比べるとまだ食べる量が少ない1歳児。

どれくらい食べるのが普通なんだろうと思った事があるかもしれません。
しかし、これには正解がありません。育児書や料理本には目安の量は記載してある場合もありますが、少量で満腹になる子もいれば、沢山食べる子もいて、食べる量は一人ひとり違います

この量で大丈夫かな?と思ったときは

  • 身長・体重が急激に増減しておらず、母子手帳の成長曲線のカーブに沿っている
  • うんちの回数や形状に問題がない
  • 食べ終わった後、吐き戻しすることがなく機嫌が良い

を目安にしてみて下さい。

食べやすくする工夫(ズボラでOK)

柔らかさ・大きさを工夫

  • まだ咀嚼力が弱いのでスプーンで簡単につぶせるくらいの柔らかさが目安です。
    しかし、成長のスピードはそれぞれなので柔らかい食べ物を好む子や、少し歯ごたえのある食べ物を好む子など好みは様々です。
  • 1歳児の口はまだ小さいので口に入りやすいサイズにカットしましょう。
    食材を丸のみしてしまうと喉に詰まってしまうので、食材が大きすぎないか・咀嚼できているかを気を付けてみてあげて下さい。

手づかみ食べしやすい形に

手づかみ食べは、五感を刺激したり、一口サイズを知る為に大切です。また、1歳は「自分で食べたい!」という欲求が強まる時期。
手でつかめるおやきやスティック状の野菜は食べやすいです。

手が汚れる事を嫌がる子もいるので、お皿に乗せておくと興味が出たら手を伸ばしてくれるかも。

シンプルな味付けで

  • 甘みのある野菜(にんじん・かぼちゃ・さつまいも)を活用
    ペースト状にするとご飯とまぜたり、おやきにしたり簡単にアレンジ可能。
    電子レンジで温めフォークでつぶすと簡単にペーストにできます。大量に作り冷凍保存も
  • だしのうまみを効かせると食べやすい
    だし汁で野菜を煮るだけで美味しい、食材に鰹節を混ぜるだけでも風味がつきます。

1歳が食べやすい!ズボラ簡単ご飯アイデア

冷凍ストックでラクラク「野菜スープ」

カットした野菜をだし汁で煮るだけ。野菜スープを冷凍しておくだけで様々なアレンジ可能

  • 味噌をといて味噌汁に
  • ご飯としらすを混ぜておじやに
  • わかめを入れてわかめスープに

手づかみOK「離乳食つくね」

鶏ひき肉200g、豆腐100g、鰹節一つまみを混ぜてフライパンで焼くだけ。
水分が多い場合はカタクリ粉を入れて調節してみて下さい。全ての材料をポリ袋で混ぜスプーンで丸めれば洗い物も少なく手も汚れません。

  • ひじきを混ぜたり、野菜を混ぜても
  • 焼いたものを粗くつぶし、かきたま汁をかければ親子丼風に
  • ご飯に先ほどの野菜スープとつくねを粗くつぶしたものに粉チーズをかければリゾット風に

朝ご飯は固定メニュー

毎朝バタバタしがちな朝ごはんのメニューは2種類の固定メニューを考えておき、ルーティーンしてます。2日に1回、同じメニューですが、考える時間が減りすぐに朝ご飯を出せるようになりました。

大人メニューから取り分けも

毎日、1歳児と大人用の食事を別で作るのも大変ですよね。咀嚼する力が付き、大人と同じものを食べられる子は大人と同じ食べ物でOK(味付けは薄目に!)。まだ離乳食に近い子は、大人用の食事から取り分けて作るのも一つの手です。

  • 大人用肉じゃがカレーから離乳食用ツナじゃが
    肉じゃが・カレーの材料をカットして煮込みます。調味料を入れる直前で取り分けて別の鍋でツナを入れて煮込むだけ(材料が大きい場合は煮込みながらフォークでつぶすと良いです)
  • 大人用味噌汁から離乳食用味噌汁
    大根・玉ねぎなどを使って作った大人用の味噌汁を作れば離乳食も簡単に!大人用は味つけが濃いので味噌を入れる前に、離乳食分を取り分けて子ども用に味付けを。野菜のカットも最初から子どもが食べやすい大きさにすれば、わざわざ子ども用にカットする必要ありません。

栄養は1食ごとでなくトータルで

1食で全部食べなくても大丈夫

「今日はご飯しか食べなかった」でもOK。次の食事やおやつで補えます。

1週間単位で見れば安心

栄養は1日でバランスを取るのではなく、1週間単位で考えると気持ちがラクになります。

市販品やベビーフードも活用

手作りにこだわらなくても大丈夫。
上手に取り入れれば、ママ・パパの負担も減って続けやすいです。

ママ・パパが笑顔でいることが一番大事

「食べない=失敗」ではない

食べない日があるのは自然なこと。気にしすぎなくて大丈夫です。

無理なくできる工夫で十分

毎回手の込んだ離乳食を作る必要はありません。
ズボラ工夫で続けられる方が大切です。

食卓の雰囲気を大切に

子どもはママ・パパの表情をよく見ています。
「楽しいね」「おいしいね」と笑顔で囲むだけで、食事が心地よい時間になります。

まとめ

1歳が離乳食を食べないのは自然なこと。
ズボラでもできる工夫や簡単レシピで、少しずつ食べてくれるようになります。

「完璧じゃなくてもいい」
「今日一口食べられたら大成功」

そんな気持ちで気楽に進めていきましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました